この帯に描かれている柄・文様

Japanese patterns and motifs used in this obi

Chrysanthemum

日本の花というイメージが強い菊ですが、奈良時代から平安時代にかけて中国から渡ってきたといわれています。ほどなくして宮中行事に用いられるようになり、南北朝時代には皇室の御紋となりました。格式ある日本の秋の花というイメージは、長い歴史の中で培われてきたものなのです。

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青海波

Eternal Waves

水面に見える波頭を幾何学的な表現に落とし込んだ古くからある文様で、雅楽『青海波』の装束に用いられたことから、この名が付いたといわれています。青海勘七という江戸時代中期の塗師が特殊な刷毛で巧みに描いたことがきっかけとなり、広く知られるようになりました。

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