■ 西陣|唐織|七宝花菱文 ■

この帯に描かれている柄・文様

Japanese patterns and motifs used in this obi

唐草花

Chinese flower and plant vines

中国から伝えられた花文様であることから、この名がつけられました。空想の花をモチーフとして飛鳥時代から奈良時代にかけて発達し、5弁から8弁にまとめて和風にアレンジされたのが平安時代頃と考えられています。ベースは円形に構成されたものですが、菱形などさまざまな形状で表現されています。

Diamonds

縄文時代の土器にも刻まれるなど古くから描かれてきた文様で、平安時代に有職文様として公家装束に用いられるようになり一気に広まったと考えられています。連続して配した「斜め格子」や「襷文様」、羽を広げた鶴が向かい合い菱形をつくる「向い鶴菱」、4つの菱形で構成された「四菱」など、多様な表現を見ることができます。

七宝

Seven Treasure Circle

同じ大きさの円を、円周の4分の1ずつ重ねた文様で、輪違いと呼ばれる有職文様でもあります。七宝とは金、銀、瑠璃、玻璃、珊瑚、瑪瑙、硨磲の7つの宝物を意味する仏教用語ですが、文様との関係は諸説ありはっきりとはわかっていません。

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