大島コレクション oshima collection by obico

着物の女王　-大島紬-

Oshima Tsumugi, Queen of Kimono

しなやかで張りのある肌触り、泥で先染めした糸を用いたマットで深く上品な黒と、緻密な染めと織りで知られる絹織物の最高峰である本場大島紬をバッグに生まれ変わらせた、obicoの新作【oshima collection by obico】のご紹介です。

派手で豪華な帯地とは一線を画す上品で唯一無二の輝きを放つ大島紬のバッグは、主張し過ぎない奥ゆかしさが感じられる通好みの一点モノバッグです。

男女問わずお使いいただける上、カジュアルなお洋服にも合わせやすいデザインをお楽しみください。

世界三大織物

大島紬は、鹿児島県南方にある奄美群島の織物。絹100％、織る前に糸を染める先染めを行い、手織りの平織りで、絣合わせをして織上げたものは「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されています。

深い黒に加え、緻密な染めと織りの技術で知られる、日本が誇る絹織物の最高峰のひとつです。

優雅な光沢を持ち、しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴があります。手紡ぎの糸を、「テーチ木」（シャリンバイ）という奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、手織りする伝統的技法がとられています。

はじめはくず繭や真綿などを紡いだ糸で作られていましたが、生産拡大の中で大正年間にはほぼ全ての製品が絹糸で作られるようになりました。

フランスの「ゴブラン織」、イランの「ペルシャ絨毯」と並び世界三大織物に数えられる大島紬。

三十以上もの工程を経て生み出されるこの生地は、一つ作り上げるのに半年から一年もの時間を要します。美しい図柄、カラスの濡羽色にも例えられる深い艶、しなやかな肌触り、軽やかな着心地が魅力です。