■ 唐織|鳳凰吉祥草花文 ■

この帯に描かれている柄・文様

Japanese patterns and motifs used in this obi

Chrysanthemum

日本の花というイメージが強い菊ですが、奈良時代から平安時代にかけて中国から渡ってきたといわれています。ほどなくして宮中行事に用いられるようになり、南北朝時代には皇室の御紋となりました。格式ある日本の秋の花というイメージは、長い歴史の中で培われてきたものなのです。

鳳凰

Phenix

古代中国で、龍・亀・麒麟と並び四瑞と称された、めでたいときにやってくる天の使いである鳳凰。日本で文様として使われるようになったのは飛鳥時代で、中国から伝わった鳳凰文を基本に、工芸品などに描かれるようになりました。中国の鳳凰文が時代により表現が変化しているのに対し、日本は時代性があまりなく、他の文様と組み合わせて用いられることもあります。

Cloud

雨や雪を降らせ、天候を左右する力を持つ雲には、神や霊が宿っている。昔の人々は、そう考えていたといいます。雲への畏敬の念を文様として表現し身に纏うことで、その特別な力にあやかりたい、そんな思いが込められた文様なのかもしれません。

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